なぜいま、デジタルネイティブの若者たちがこれほどまでに惹かれるのか。その鍵は、トレンドの周期性と独特の「隙」にある。1970年代に誕生したクラシックな造形美は、Y2K(2000年代)やそれに続くY3Kトレンドの文脈で見事に再解釈された。
ツルツルとした無機質なCGキャラクターがあふれる現代だからこそ、ふんわりとした毛並みや、指を口にくわえる人間味のある愛らしさが新鮮に映る。「キッチュでどこかシュール、でも文句なしにかわいい」。Z世代のクリエイターたちは、そんなアンバサダー的な魅力を自分たちのスタイリングに巧みに取り入れているのだ。