かつては地域や医療機関によって治療水準に大きな格差が存在していた。この課題を打破すべく施行されたのがアレルギー疾患対策基本法だ。厚生労働省は全国の都道府県に中心拠点病院および推進拠点を指定し、どの地域に暮らしていても標準的かつ高度な専門医療へアクセスできるネットワークを整備した。
さらに、行政と学会が手を取り合って構築した公式ウェブサイト「アレルギーポータル」では、科学的根拠に基づいた信頼性の高い医療情報が一般向け・医療従事者向けにわかりやすく整理されている。インターネット上に根拠のない民間療法が溢れるなか、公的かつ正確な一次情報に触れる重要性はこれまでになく高まっている。