尾美としのり(本名:尾美 利徳)さんは1965年12月7日生まれ、東京都目黒区出身。幼少期に劇団ひまわりへ入団し、子役としてキャリアをスタートさせました。
映画界への本格的なデビューを飾ったのは、1978年に公開された巨匠・市川崑監督の超大作映画『火の鳥』です。尾美さんは少年・山之辺マサト役に大抜擢され、当時わずか12歳前後でありながら、過酷なロケーションと実力派俳優陣に囲まれる中で堂々たる芝居を披露しました。
当時の撮影現場では、監督の厳しい演出指導にも臆することなく応える高い順応性を見せ、関係者から「末恐ろしい子役が現れた」と絶賛されたといいます。単なる可愛らしい子役にとどまらず、物語の核を背負える表現力をすでに身につけていたことが、その後の飛躍へと直結していきました。