かつて「ViVi国宝級イケメンランキング」で殿堂入りを果たした際、本人が見せたのは浮かれた様子ではなく、どこか冷めて落ち着いた職人のような佇まいだった。彼が世間から特別な眼差しを向けられる最大の理由は、ビジュアルの変化を恐れない徹底したセルフプロデュースにある。奇抜なヘアスタイルやヴィンテージ服を着こなす独自の感性は、流行を追うのではなく、自らの生き様として提示されてきた。
撮影現場のスタッフが語る未公開の裏話も、彼の凄みを裏付けている。ある映画の現場では、極限状態の感情を表現するカットの直前まで、周囲のスタッフと冗談を交わしながら談笑していたという。しかしカチンコが鳴った瞬間、目つきが一変し、一発OKの神がかった演技を見せた。カメラが回っていない時間でも現場の空気を穏やかに保ちつつ、いざ本番となれば一瞬で役に没入する。そのスイッチの切り替えの凄まじさこそ、業界関係者が口をそろえて称賛する彼の「真の格好良さ」なのだ。