ミラノ・コルティナダンペッツォ2026冬季オリンピックは、まさにこの持続可能性改革を具体化した象徴的ケースと言える。ファッションと経済の中心地ミラノと、高級リゾートとして知られるコルティナダンペッツォをはじめ、北イタリアの複数エリアにまたがる広域開催が実現した。
開会式が行われる歴史的スタジアム「サン・シーロ」や、アルペンスキーの舞台となる名峰のゲレンデなど、主要会場の9割以上が既存施設あるいは仮設施設で賄われる。長距離移動による移動負荷や選手村の分散という課題はあるものの、広大な地域全体で観光資源を世界にPRするアプローチは、今後の冬季大会におけるグローバル標準となるだろう。