木枯らし1号の発表基準と東京・近畿の違いは?吹かない理由と2号の真相

木枯らし1号の発表基準と東京・近畿の違いは?吹かない理由と2号の真相

木枯らし1号の発表基準と東京・近畿の違いは?吹かない理由と2号の真相について知っておくべき 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

ニュースで「今年の東京は木枯らし1号の発生なし」と報じられると、風が全く吹かなかったのかと勘違いされがちです。しかし実際には、厳密な判定条件を1つでもクリアできなかったことが原因です。

過去の観測史を振り返ると、木枯らし1号が発表されなかった年は決して珍しくありません。

  • 東京で発生しなかった主な年:1977年、1979年、2019年、2026年、2026年など
  • 近畿で発生しなかった主な年:1990年、1992年、2006年、2018年、2026年など

木枯らし1号が吹かない(発表されない)主な気象要因には、以下のパターンがあります。

第1に、風速がわずかに届かないケースです。冬型の気圧配置になり冷え込んでも、最大風速が7.8m/sや7.9m/sで止まってしまい、基準である8.0m/sに0.1m/s足りずに見送られることがあります。

第2に、冬型気圧配置の到来遅れです。秋に太平洋高気圧の勢力が長引いて暖秋となったり、偏西風が北へ蛇行して大陸からの寒気の吹き出しが12月以降にずれ込んだりすると、東京の判定期限である11月30日を過ぎてしまいます。

第3に、風向のズレです。低気圧の通過位置によって強い風が吹いたものの、風向きが西南西や東よりであった場合、どれほど風速が強く気温が下がっても気象庁の定義上は除外されます。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。