今回の決算発表を受けて、株式市場の評価は二分しつつも概ね好意的だ。株価は発表直後から買いが先行し、一時期の低迷期からの底打ち感を強めている。アナリストからは「モバイル事業の最悪期は完全に脱した」との声が相次いだ。
しかし、手放しでの絶賛ばかりではない。今後に向けた課題も明確だ。競合他社によるポイント還元の強化や格安SIMブランドとの価格競争、さらには人口減少に伴う国内市場のパイの奪い合いなど、油断できない要因は山積みだ。獲得したモバイルユーザーをいかに離脱させず、長期的なLTV(顧客生涯価値)を高められるかが今後の勝敗を分ける。