なぜ幅140cmのダブルではなく、160cmのクイーンなのか。その答えは、睡眠中のパーソナルスペースにある。
人間が深睡眠に入る過程で、1晩に15回から30回ほど打つとされる寝返り。ダブルベッドに大人2人が横たわった場合、1人あたりの幅はわずか70cmにとどまる。これは一般的なシングルベッド(幅100cm)よりもはるかに狭く、相手の寝返りによる振動や身体の接触が原因で、無意識のうちに覚醒反応が起きてしまうリスクが高い。一方、クイーンサイズであれば1人あたり80cmの自由度が確保される。この「たった20cm」のゆとりが、脳と身体をしっかりと休ませる深層睡眠への架け橋となるわけだ。