宇宙世紀シリーズからアナザーガンダムに至るまで、歴代ガンダム作品におけるハロの違いを比較すると、時代や世界観に応じたユニークな進化が見て取れます。
宇宙世紀の続編『機動戦士Ζガンダム』や『機動戦士ガンダムΖΖ』では、ハロは玩具メーカーから一般発売され、子どもたちに広く普及した量産型ホビーとして登場します。『機動戦士Vガンダム』では、主人公ウッソ・エヴィンの相棒としてカメラアイの映像投影やワイヤー射出、さらにはモビルスーツのサブコントロールまで担うなど、ほぼ実戦用サポートメカへと進化を遂げました。
アナザーワールドでひときわ強烈な個性を放ったのが、『機動戦士ガンダムSEED』に登場するガンダムSEEDのハロ(ピンクちゃん)です。アスラン・ザラが婚約者ラクス・クラインへプレゼントするために自作したもので、色違いで無数に量産されました。ラクスのトレードマークとして抱えられ、甲高い声で鳴く姿はファンの心を掴みました。
さらに実戦特化型として熱狂的な支持を集めたのが、『機動戦士ガンダム00』のガンダム00におけるハロとロックオン・ストラトスのコンビです。GNドライヴ搭載機「ガンダムデュナメス」などのコクピットに接続され、狙撃に集中するロックオンに代わって機体の回避行動やシールド制御、GN粒子の残量管理を担当しました。第1期終盤、傷ついたロックオンを見守りながら連呼した「ロックオン…ロックオン…」の悲痛な叫びは、ガンダム史に残る屈指の号泣シーンとして今なお語り継がれています。