事態を急速に加熱させたのは、SNSや掲示板サイトに投下された数枚の現場写真だった。施工中のアンカーホールからあふれ出るべき接着樹脂が見当たらない様子や、所定の深さまで鉄筋が挿入されていないように見える作業風景が捉えられていたのだ。これが引き金となり、ネット上では瞬く間に炎上騒ぎへと発展した。
一連の投稿に対して、ネットの反応は極めて鋭かった。「毎日使う駅の改修工事でこんな雑な作業をされたら怖くて通れない」「見えなくなる部分だからこそ、職人のモラルが問われる」といった怒りや不安のコメントが殺到。現場経験者を名乗るアカウントからのテクニカルな指摘も相次ぎ、批判の勢いは増す一方となった。