福岡県出身の黒田恵枝は、1987年生まれです。幼少期から身近にあった廃棄衣類や布地に自然と触れる環境で育ちました。こうした日常的な素材体験が、彼女の後年の制作スタイルに直結しています。
多摩美術大学情報芸術コースに進学した際、技術的な知識だけでなく、素材の物語性や循環性を重視するアプローチを学びました。2010年の卒業後は、すぐに制作活動を本格化させ、衣類の再利用という独自の手法で作品を発表し始めました。
大学時代に培った情報芸術の視点は、彼女の作品に現代的なレイヤーを加えています。単なる手作りではなく、環境や社会的な文脈を意識した表現が特徴です。