注文住宅を建てた親たちから今、最も多く寄せられる後悔の声が「子供部屋の収納スペース」に関する問題です。SNSや住まいのコミュニティサイトでは、「標準仕様だからと深く考えずに作ったクローゼットが、一番のストレス源になった」という投稿が目立ちます。
ネット上に溢れるリアルな失敗談を分析すると、大きく3つの共通パターンが浮かび上がってきます。
1つ目は、「扉の開閉スペースが邪魔で家具の配置が詰む」という悲鳴です。4.5畳から6畳前後のコンパクトな子供部屋では、開き戸や折れ戸の前にベッドや学習机を置けず、部屋の有効面積が大幅に削られてしまいます。
2つ目は、「中が見えないため、開かずの間・ブラックボックス化する」という問題です。扉があることで「とりあえず押し込んで閉める」が常態化し、床に脱ぎ散らかされた服やプリント類がクローゼットの底で化石化するケースが多発しています。
一方で、「最初から収納を全く作らなかったら、部屋中に市販の棚が乱立して結局狭くなった」という子供部屋のクローゼットなしによる後悔も存在します。固定概念で大きなクローゼットを造作するのも、何も考えずにゼロにするのも失敗の元凶であり、大切なのは「成長に応じて使い方を変えられる余白」を残す設計です。