近年、テーマパーク・レジャー産業全体で導入が定着した変動価格制(ダイナミック・プライシング)は、混雑の緩和を狙いとしながらも、新たな利用実態を生み出している。チケット価格が高額な日にあっても「元を取りたい」と考える利用者が集中し、結果として特定の時間帯に混雑が凝縮される現象が生じているのだ。
着実な立ち直しを見せる日本の観光業において、インバウンド客の滞在時間が長くなっている点も混雑の長期化に関係している。夕方以降も客足が鈍らず、夜間のナイトエンターテインメント終了直後までパーク全体で密度の高い状態が続くのが、現在の現場における特徴である。