光視症とは、光がない場所であるにもかかわらず、稲妻や火花のような光がチラチラと見える現象を指す。この奇妙な視覚体験は、眼球の大部分を占める「硝子体」というゼリー状の組織が加齢やストレスで収縮し、網膜を引っ張ることで発生する。網膜が物理的な刺激を受けると、脳はそれを「光」として誤認してしまうのだ。
かつては中高年に多い症状とされていたが、今やその常識は覆りつつある。10代や20代の若年層の間でも、同様の症状を訴えて眼科に駆け込むケースが後を絶たない。その背景にあるのが、私たちの生活に完全に溶け込んだスマートデバイスの存在だ。