株式投資の判断材料として一般的な「配当利回り」だが、西日本鉄道の場合は表面上の数値だけで評価するとその本質を見誤る。同社の予想配当利回りは市場平均並みの推移を見せているものの、ここに株主優待の経済的メリットを加味した「総合利回り」を試算すると、様相は一変する。
仮に年間を通じて「レガネット」や「あんくるふじや」で毎月の買い物を継続し、割引券をフル活用した場合、年間で数千円から数万円規模の支出削減効果が生まれる。この実効的な節約額を株式の取得コストで換算すると、総合利回りは格段に跳ね上がるのだ。配当金という現金収入に加え、生活費の直接的な節約という形で還元を受けられる二重の利回り構造は、まさに九州エリアに住まう投資家だけの「知られざる隠れた強み」と言わざるを得ない。