ロビーに足を踏み入れると、高い天井に飾られたステンドグラスから柔らかい光が差し込み、クラシカルな調度品が静かに佇む。昭和から令和へと大切に引き継がれてきた大正ロマン建築の意匠は、一歩踏み込むだけでタイムスリップしたかのような錯覚を覚えさせる。赤い絨毯が敷き詰められた階段や趣ある木工家具の味わいも深い。
さらに特筆すべきは、金沢市内の中心部に位置しながら、天然温泉である「白鳥路温泉」を完備している点だ。地下深くから湧き出るこの湯は、肌になめらかに絡みつくような質感が特徴の美肌の湯。旅の長旅で疲れた身体をじっくり温め、心までほぐしてくれる癒やしの湯処として、多くのリピーターを惹きつけて離さない。