やしきたかじん氏という存在は、特に象徴的な番組である『そこまで言って委員会NP』(関西テレビ制作・日本テレビ系放送)などを通じて、関西のみならず全国のテレビ文化に計り知れない影響を与えた。本音をぶつけ合う独特の番組スタイルは、彼のカリスマ性と存在感があってこそ成立していたものである。
彼が世を去り、さくら氏を巡る騒動が巻き起こった際も、番組関係者や共演者たちは複雑な立場に立たされた。関西テレビをはじめとする放送局にとっても、彼の遺志や看板番組の存続は極めて繊細な問題だった。夫が遺したあまりにも巨大な功績と残像が、妻である彼女の存在感をより一層際立たせる結果となったのは皮肉な巡り合わせと言える。