タイトルの「燦燦(さんさん)」とは、太陽が明るく輝き、光が惜しみなく降り注ぐ様子を指す言葉だ。しかし、この楽曲の凄みは、最初から眩い光を描いているわけではない点にある。
「雨 潸潸(さんさん)」と静かに降る涙のような雨から始まり、「風 散々(さんざん)」と吹き荒れる不条理な嵐を抜けて、最後にたどり着くのが「愛 燦燦」という光の世界だ。同じ「さんさん」という響きを重ねながら、悲しみも理不尽もすべて受け入れた先にしか見えない情景を描き出す。すべてを経験した人間だけが浴びることのできる、温かな光のシャワーなのだ。