デビュー当時、左右対称の顔立ちを持つ稀代の美少女として世間に走った衝撃は凄まじいものがあった。思春期特有の透明感を湛えたグラビアでは、健康的でありながらどこか俗世離れしたミステリアスなオーラを放ち、多くの雑誌の表紙を席巻した。
しかし、彼女自身は自らの造形美に溺れることなく、常にクールな眼差しをカメラに向けていた。初期の写真集で見せた水着姿やノスタルジックなカットには、いわゆる典型的なアイドル性とは一線を画す孤高の美学が宿っている。計算されていない生々しい美しさは、歳月を経ても古びることがない。