ストリーミングサービスの台頭以降、プレイリストの消費スピードは加速の一途をたどってきた。しかし、2026年現在、ユーザーの行動様式には明確な変化が見られる。単にトレンドの曲を流し読みするように聴くスタイルから、一つのアーティストの過去作や未発表音源を掘り起こす「ディープディギング」へのシフトだ。
特にZ世代を中心に、ミリオンセラーを記録した「誰もが知る代表曲」に対して、どこか商業的すぎるという印象を持つ層が増加している。代わりに脚光を浴びているのが、ライブでしか演奏されない幻のナンバーや、シングルのカップリング曲だ。音楽を「所有する」から「発見する」時代への完全な移行が、ここにある。