二人の波乱万丈な歩みを描いたドラマ『泳げ!ニシキゴイ』は、彼らが歩んできた極貧生活や挫折、そして互いを信じ抜いた絆の深さを世に知らしめた。歯が次々と抜け落ちても夢を諦めなかった長谷川と、その類まれな才能を誰よりも信じてツッコミ続けた渡辺隆。
「隆がいなかったら、僕はとうに芸人を辞めていた」と長谷川は公言して憚らない。頭を思い切り叩く強烈なツッコミは、信頼関係の深さがあるからこそ極上のエンターテインメントへと昇華する。中年男性ふたりが織りなす独特のノスタルジーと純粋さは、どこか乾いた現代の人間関係に温かな光を投げかけている。