インターネット上で「ルスツのお化け屋敷には本物が出る」という都市伝説を一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。実際、ネットの体験談には不可解な現象を訴える声が少なからず寄せられています。
特に多く語られるのが、「仕掛けのない通路で足首を冷たい手で掴まれた」「誰もいないはずの角から女性の泣き声が聞こえた」「機械の電源が落ちているメンテナンス中に不可解な影が横切った」といった心霊体験の数々です。単なる演出の勘違いでは片付けられない生々しい証言が、噂の信憑性を高める要因となってきました。
現地を取材・調査した結果、こうした噂が過熱した背景にはいくつかの要因が浮かび上がります。広大な山麓に位置するルスツの夜の静けさや、昭和から平成にかけて稼働してきた館自体の重厚な経年劣化が、訪れる者の脳内に強烈な恐怖錯覚を引き起こしやすい環境を作り出していたことは確かです。
しかし、当時の運営スタッフの間でも「閉館後の見回り点検だけは絶対に一人で行きたくない」と囁かれていたというエピソードも残っており、人知を超えた何かが闇の中に潜んでいたとしても不思議ではない不気味さを漂わせています。