一般的な市販のポテトチップスの賞味期限が数ヶ月から半年近く設定されているのに対し、菊水堂の「できたて」は製造日からわずか2週間程度と極めて短い。初めて手にした人はその短さに驚くかもしれないが、この短命さこそが究極のパリッと感を生む生命線なのだ。
揚げ油の酸化が進む前に食べ切ることを前提としているため、酸化防止剤などの添加物を加える必要がない。油がフレッシュだからこそ、胃もたれとは無縁のすっきりとした後味が続く。製造直後のチップスは、噛んだ瞬間の破砕音が全く異なる。耳に心地よく響く「パリッ」という軽快な音とともに、じゃがいものピュアな風味が鼻腔へ抜けていく感覚は、短賞味期限を受け入れた者だけに許された特権である。