津市の食文化を語るうえで絶対に外せないのが、直径15センチメートルもの巨大な皮で具材を包み、油でカラリと揚げた津ぎょうざだ。津ぎょうざ協会の厳格な基準をクリアしたこのソウルフードは、高茶屋エリアの大衆食堂でも独自のアレンジが施されている。
パリッとした厚手の皮を思い切りかじると、中からあふれ出すのは熱々の肉汁とざく切りキャベツの甘み。揚げ物でありながら油切れが極めて良く、何個でも食べられそうな軽快さがある。ビールのアテとしてはもちろん、定食の小鉢として添えられたときの贅沢さは格別だ。地元で愛され続けるご当地グルメの力強さを、これでもかと見せつけられる。