二人の出会いは、2000年代後半に社会現象を巻き起こしたバラエティ番組『クイズ!ヘキサゴンII』だった。「おバカタレント」として破竹の勢いでブレイクしていた若き日の木下と、番組の盛り上げ役として確固たるポジションを築いていたベテランの藤本。17歳という大きな年齢差を超えたアプローチは、当初はバラエティ的な演出として捉えられていたものの、藤本の真摯な求愛が実を結ぶ形で2010年にゴールインを果たした。
東京ディズニーリゾートで挙げた華やかな結婚披露宴は、多くのメディアで大々的に報道された。「美女と野獣」と称されながらも、お互いを飾らない言葉で語り合う姿は視聴者の共感を呼び、CMや雑誌、バラエティ番組など夫婦共演のオファーが絶えない人気ファミリーへと登りつめた。しかし、世間が称賛する「理想のパパ・ママ」像は、次第に二人の日常へ目に見えない重圧としてのしかかっていく。