1979年のメガヒット曲『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』は、世代を超えて日本中を元気づけたアンセムである。両手を大きく広げて「Y・M・C・A」の文字を描くパフォーマンスは、病魔に冒された後のリハビリ現場でも彼自身の希望のシンボルであり続けた。
TBS系ドラマ『寺内貫太郎一家』で見せた破天荒で情に厚いキャラクターの通り、彼は不屈の精神の持ち主だった。麻痺の残る腕を懸命に上げ、少しでも高くマイクを掲げようとする姿。歩行器を使いながらも背筋を伸ばし、ファンの前に立つ瞬間だけは完璧な「ヒデキ」を演じきった。そのプロフェッショナリズムは、共演者やスタッフたちの胸に深く刻み込まれている。