新宿・歌舞伎町の北端に位置する大久保公園。かつて劇団のテントやフードフェスで賑わった広場の外周フェンス沿いは、夜の帳が下りると異様な緊張感に包まれる。十数メートルおきに等間隔で立つ若い女性たち。彼女たちの視線は、通行人の顔と手元のスマートフォンの画面を忙しなく往復する。
路上に立つ動機は一様ではない。ホストクラブへの売掛金返済、推し活費用の捻出、あるいは生活苦。しかし、そこに目をつけた悪質なスカウトや反社会的勢力が介入したことで、現場の様相は一変した。以前のような個人の小遣い稼ぎは姿を消し、背後に見えない管理者が控えるケースが日常化している。