本部の機能不全は、住吉会全体の組織力低下と直結している。資金源の枯渇に加え、警察の徹底的な取り締まりによって、若手の新規加入は激減。それどころか、現役組員の離脱が後を絶たない。
「ヤクザを続けていても未来がない」。そう悟った中堅・若手組員たちが、足を洗って社会復帰を目指すケースが増えている。かつては「本部事務所に昇り詰めること」が一種のステータスであったが、そのシンボル自体が崩壊の危機に瀕している今、組織の求心力は著しく低下している。赤坂のビルが静まり返る様子は、まさにヤクザ社会全体の黄昏を象徴しているかのようだ。