結論から明言すると、東京スカイツリーの建設工事における作業員の死亡事故は1件も起きていません。2008年7月14日の着工から2012年2月29日の竣工まで、約3年8カ月に及ぶ工事期間中に現場へ入った作業員の数は延べ約58万人に達しますが、その中で命を落とした作業員は「ゼロ」です。
建設業界において、高さ数百メートルに及ぶ超高層建造物の施工は常に墜落や落下物のリスクと隣り合わせです。ましてや前例のない634メートルという極限環境において、1人の犠牲者も出さずに工事を完遂させた事実は、日本の土木・建築史における奇跡的な金字塔として国内外から高く評価されています。