かつて、東京と大阪、さらには九州を結ぶ長距離輸送は、一人のドライバーが長時間ハンドルを握り続けることで成立していた。しかし、法規制によって労働時間に厳しい上限が設けられたことで、従来の運用スタイルは立ち行かなくなった。その打開策となったのが、この基地を中心とした「中継輸送」の構築である。
関東を出発したトラックと、関西や中国・九州からやってきたトラックが、この場所でトレーラーヘッドやシャーシを交換する。あるいは、仕分けされた荷物を即座に積み替えて別のドライバーが目的地へ向かう。これにより、ドライバーは日帰り可能な範囲内で業務を終えることができ、過剰な労働時間を防ぎつつも、従来と変わらない翌日配達のネットワークが維持されている。