時代が平成に移り変わると、社会の価値観も少しずつ変化し始めた。「ドレミファ・どーなっつ!」や「ぐ〜チョコランタン」の時代だ。ここで描かれたのは、単なる仲良しグループの日常ではない。異なるバックグラウンドを持つ者同士が、どうやって共生していくかというテーマが静かに織り込まれていた。
特に「ぐ〜チョコランタン」のスプーやアネムたちの関係性は、現代のコミュニケーション論にも通じる深さがあった。ぶつかり合いながらも、お互いの違いを認め合う。バブル崩壊後の混迷する日本社会において、番組は子どもたちに「違っていて当たり前」というメッセージを送り続けていたのだ。この時期のデザインは、よりカラフルでファンタジックになり、視覚的な刺激も増していった。