会席料理や居酒屋の席で、「このつまは食べていいのか、それとも残すべきなのか」と迷った経験はないでしょうか。
結論から言えば、残しても決してマナー違反ではありません。つまには刺身から出た余分なドリップ(水分)を吸収する役割もあるため、無理にすべてを食べる必要はないとされています。
しかし、板前が丁寧に桂剥き(かつらむき)にして引いた新鮮なケンやツマは、料理の一部として美味しく味わうのが大人の粋な作法です。おすすめの食べ方は以下の通りです。
・刺身と刺身の間の「口直し」として食べる
白身魚から脂の乗ったマグロへ移行する際、大根や大葉をつまむことで口の中の脂や香りをリセットし、次の魚本来の繊細な旨味を鮮明に味わえます。
・刺身で巻いて食感のアクセントにする
刺身で適量のケンや大葉を巻き、少量の醤油をつけて食べることで、魚の柔らかさと大根のシャキシャキとした食感のコントラストを楽しめます。
注意点として、醤油皿の中にツマを大量に浸して放置すると見栄えが悪くなります。食べる分だけを一口ずつ箸で取り、上品に口へ運ぶのがスマートです。