二度寝が止まらない最大の根本要因として見逃せないのが、日常的な慢性睡眠不足、すなわち「睡眠負債」だ。かつてNHKスペシャル『睡眠負債』で大きな反響を呼び、NHKの各種ニュースや解説番組でも取り上げられたこの概念は、現代社会に今なお深く根を張っている。
平日削った睡眠のツケを休日の二度寝や二時間以上の寝坊で埋めようとする行為は、体内時計を狂わせる「ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ぼけ)」を引き起こす。厚生労働省も啓発活動の中で警告しているように、こうした週末の極端な二度寝は月曜朝の重い不調を生み出す元凶となる。二度寝への強い欲求は、日頃の睡眠時間が致命的に不足していることの身体からの警告アラートに他ならない。