防已黄耆湯と防風通聖散はどっち?水太り・固太りの違いと選び方

防已黄耆湯と防風通聖散はどっち?水太り・固太りの違いと選び方

防已黄耆湯と防風通聖散はどっち?水太り・固太りの違いと選び方についての真相をご紹介します。

Q1:漢方ダイエットで「どっちが痩せる」のか、早く効果が出るのはどちらですか?
A1:短期間の体重減少という意味では、強力な下剤成分と発汗・利尿作用を持つ防風通聖散の方が便通改善に伴い数日で数値が落ちやすい傾向にあります。しかし、これは便と水分が抜けた影響が大きく、脂肪が減ったわけではありません。体質に合わない人が防風通聖散を飲むと下痢で体を壊すため、水太りタイプであれば防已黄耆湯で水分代謝を整える方が、結果的に下半身痩せやサイズダウンへの近道となります。

Q2:服用を始めてからどれくらいの期間で身体に変化が現れますか?
A2:防風通聖散の場合、便通の改善は早ければ翌日〜数日以内に現れますが、腹部の皮下脂肪や内臓脂肪の減少効果を実感するには少なくとも1ヶ月以上の継続が推奨されます。防已黄耆湯の場合は、利尿作用やむくみの軽減が1〜2週間程度で自覚できるようになり、体質改善の実感には1ヶ月〜3ヶ月程度が目安となります。1ヶ月服用しても全く症状の好転が見られない場合は、証が合っていない可能性が高いため服用を中止してください。

Q3:男性と女性で向いている漢方に違いはありますか?
A3:性別そのものによる処方の制限はありません。ただし傾向として、皮下脂肪が多く筋肉量が少なめでむくみに悩む女性には「防已黄耆湯」が適合しやすく、内臓脂肪が蓄積して太鼓腹になりやすく便秘がちな中年男性には「防風通聖散」が適合しやすい実態があります。性別ではなく、あくまで個人の筋肉量、胃腸の強さ、むくみや便秘の有無で判断してください。

Q4:市販のナイシトールやコッコアポと、病院で処方されるツムラのエキス顆粒は何が違いますか?
A4:配合されている生薬の組み合わせ自体は基本的に同じです。主な違いは「生薬エキスの配合量」と「添加物・剤形」にあります。医療用のツムラ(20番・62番)は医療用医薬品として承認された満量処方の顆粒剤です。一方、市販薬は誰でも安全に服用できるようエキス量を抑えた製品(1/2処方や2/3処方)から、医療用と同等量を配合した「満量処方」の錠剤(ナイシトールZなど)まで多様に設計されています。

渡辺 美咲
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渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。