この問題は、京都大学一校の問題にとどまらない。現在の日本の大学スポーツは、任意団体である「部活動」という枠組みに依存しすぎている。数億円規模の予算を動かし、プロ並みの興行を行う一方で、その運営は学生の自主性と、ボランティアに近い指導陣、そしてOBの善意に委ねられているのが実態だ。
このような歪んだ構造のままでは、どれだけ再発防止を叫んでも、第二、第三の事件が起きるのは火を見るより明らかだ。大学側が部活動を完全にコントロール下に置き、外部の第三者機関による定期的な監査を義務付けるなど、抜本的なシステム改革が求められている。