近年の大学駅伝界を牽引する主要4校(青山学院大学、駒澤大学、國學院大學、中央大学)の主力選手たちは、どのような進路を選択したのでしょうか。各校の特色が色濃く反映された進路状況を整理しました。
青山学院大学の駅伝チームの進路は、競技継続派とビジネス界への挑戦派が明確に分かれる点が特徴です。伝統的にGMOインターネットグループをはじめとする先鋭的な実業団へ主軸選手を輩出する一方、広告代理店、総合商社、メガバンクといった超人気企業への内定を勝ち取る選手が毎年複数名います。原晋監督のビジネス的視点を取り入れた指導法が、学生たちのセカンドキャリア形成にも大きく寄与している証左といえます。
駒澤大学陸上部4年生の進路においては、徹底した競技志向が貫かれています。大八木弘明総監督の教えを受け継ぎ、世界を目指すランナーたちは、トヨタ自動車や富士通、旭化成といったニューイヤー駅伝の優勝争い常連チームへ進むケースが目立ちます。実業団入り後すぐに主力として活躍できるフィジカルとメンタルの強さが各社から高く評価されています。
國學院大學の駅伝部卒業後の動向も見逃せません。前田康弘監督のもとで泥臭く距離を踏み込んできた選手たちは、マラソン適性を高く評価され、実業団各社からのスカウトが殺到しています。選手一人ひとりの人間性と育成余地に定評があり、実業団入り後の伸び代に大きな期待が寄せられています。
中央大学陸上競技部の進路では、スピードを武器にするトラック巧者を中心に、富士通やHondaなど高速レースを得意とする実業団への進出が顕著です。伝統校ならではの強固なOBネットワークも後押しし、手堅いキャリア設計を実現する選手が多数を占めています。