「ロマンチシズム」といえば、爽やかで瑞々しいCM映像とともに記憶している人も多いだろう。資生堂 SEA BREEZEのCMソングとして起用された本楽曲は、初夏の風を思わせるキャッチーなサウンドで一気に全国へ広まった。青春の1ページを彩る爽快な清涼感は、まさにブランドの世界観と完璧なシンクロを見せていた。
しかし、タイアップ曲としての成功にとどまらないのが、彼らの楽曲の持つ真骨頂だ。商業的な親しみやすさを持ちながらも、一歩足を踏み入れれば独自の世界観へ引きずり込まれる。CMをきっかけに触れたライト層から熱狂的なリスナーに至るまで、幅広い層を魅了した背景には、細部まで計算し尽くされた緻密な楽曲構成が存在していた。