「うおんたな」の愛称で親しまれる魚の棚商店街は、昼間は活気あふれる鮮魚店や惣菜屋が立ち並ぶ観光の要所だ。しかし、夕暮れとともに店舗のシャッターが下りると、路地裏の雑居ビルや長屋の軒先に灯りがともり始め、全く異なる表情を見せ始める。自治体や地元の商店会も注力する夜間経済(ナイトタイムエコノミー)の活性化により、夜の街歩きがひとつのエンターテインメントとして進化を遂げている。
昼間仕入れたばかりの新鮮な魚介をそのままお通しとして提供する店もあり、港町ならではの贅沢な味わいを楽しめるのがこのエリアの特徴だ。昼の観光を楽しんだ後、そのまま夜の路地裏へ足を踏み入れる流れるようなハシゴ酒ルートは、地元の飲兵衛だけでなく遠方からの訪問客にも愛されている。