1960年代の創業以来、紙製成形容器の専業メーカーとして歩んできた日本モウルド工業。同社の強みは、原料の調達から金型設計、成形、乾燥、最終加工までを一貫して手がける高度な技術力にあります。
主力製品であるパルプモールド容器は、かつて鶏卵用トレーや青果用緩衝材が中心でしたが、現在では家電製品、自動車部品、精密機器向けの工業用脱プラスチック緩衝材へと用途が劇的に拡大しています。再生紙を水に溶かして金型で漉き上げる立体成形技術は、複雑な形状の工業製品を衝撃から保護する高い強度と柔軟性を両立。使用後は再びパルプ原料としてリサイクル可能、あるいは自然に土へと還る生分解性を備えている点が、国内外の取引先から決定的な支持を得ています。
自社で金型開発・製作設備を保有しているため、顧客企業の製品サイズや梱包ラインに合わせたカスタムオーダーへ極めて柔軟かつ迅速に対応できる開発スピードも、競合他社に対する大きなアドバンテージとなっています。