ポップカルチャーが点火した火種を、強固な産業構造へと育て上げた立役者たちがいる。ドラマ『梨泰院クラス』が描いた、若き飲食起業家の情熱とポチャ(屋台居酒屋)カルチャーは、若年層を中心に韓国の食空間そのものへの憧れを定着させた。
そのカルチャーの背後で巨大な供給網を支えているのが、CJ第一製糖などのグローバル食品企業だ。本場の味をぶれずに再現する発酵調味料やプレミアム加工食品を世界規模で流通させることで、飲食店のクオリティ底上げに大きく寄与している。
さらに、韓国農水産食品流通公社(aT)による積極的な食材輸出支援や海外プロモーションが、外食産業のグローバル展開を力強くバックアップする。官民が一体となってK-Foodのブランド価値を高め続ける戦略こそが、世界各都市で質の高い料理人が育ち、本物の味を提供できる環境を生み出しているのだ。