アフタヌーンティーの食べる順番は下段から?プロが明かす正しい新常識

アフタヌーンティーの食べる順番は下段から?プロが明かす正しい新常識

アフタヌーンティーの食べる順番は下段から?プロが明かす正しい新常識に関する気になる情報を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

アフタヌーンティーの主役ともいえるスコーンですが、実は最も作法の差が表れやすいアイテムでもあります。周囲にスマートな印象を与えるためのスコーンの正しい食べ方には、いくつかの明確な約束事があります。

まず避けるべきは「テーブルナイフでスコーンを真っ二つに切り刻むこと」です。正統な英国式作法において、スコーンにナイフの刃を入れる行為は不作法とみなされてきました。スコーンの側面には「オオカミの口(Wolf’s mouth)」と呼ばれる自然な割れ目があります。この割れ目に指をかけ、手で上下に水平に割るのが正式な作法です。縦に割ったり、細かく粉砕したりせず、まずは上下2つに分け、そのあと自分が一口で食べられる大きさに手でちぎってから口へ運びます。

そして英国で長年白熱した議論が繰り広げられているのが、クロテッドクリームとジャムの順番です。この論争には、発祥地の地域文化に由来する2大流派が存在します。

  • デヴォン州流(Devonshire style):先にクロテッドクリームをたっぷり塗り、その上にストロベリージャムをのせる流派。クリームのコクを土台にしてジャムのフルーティーさを際立たせる。
  • コーンウォール州流(Cornish style):先にジャムを塗り、その上に濃厚なクロテッドクリームをのせる流派。故エリザベス女王が好んだスタイルとして知られ、温かいスコーンにクリームが溶け出さない利点がある。

結論として、英国式アフタヌーンティーの正式作法において、どちらが正しくどちらかが間違いということはありません。どちらの流派を選んでもマナーとして完璧に通用します。ただし、絶対にしてはならないタブーが一つだけあります。それは、共有の器に入ったクロテッドクリームやジャムのポットから、直接スコーンへ塗りつける行為です。必ず備え付けのスプーンを用いて、自分のパン皿(取り皿)の端に必要な分量を一度移し、自分のバターナイフを使って一口大のスコーンにその都度塗って食べるのが洗練された大人の所作です。

山本 拓海
Author

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。