4の字固めは本当に痛いのか?裏返し逆転の真相と危険性を徹底解剖

4の字固めは本当に痛いのか?裏返し逆転の真相と危険性を徹底解剖

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日本におけるプロレス 足関節技 歴史を語る上で、4の字固めは常に時代の転換点に存在していました。

白覆面の魔王「ザ・デストロイヤー」と力道山の死闘

1963年5月24日、日本中がテレビ画面に釘付けとなった力道山対ザ・デストロイヤーのWWA世界ヘビー級選手権。デストロイヤーが繰り出した足4の字固めは、力道山を極限の苦悶へと追い込み、平均視聴率64.0%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)、瞬間最高視聴率は実に67.0%を記録しました。

力道山は技を外すことができず、最終的に両者リングアウトによる引き分けに持ち込むのが精一杯でした。デストロイヤーの自著や当時の関係者証言によると、彼の4の字固めはレスリング出身ならではの強靭な下半身で完全に相手の骨盤をロックしており、力道山の太ももには内出血による黒い痣が刻まれていたと伝えられています。この一戦によって「4の字固め=恐るべき必殺技」という認識が日本全国に決定づけられました。

武藤敬司が完成させた「ドラゴンスクリュー〜4の字固め」の黄金連携

平成のリングにおいて、このクラシカルな技を現代的な必殺ストーリーへと再構築したのが武藤敬司です。

1995年10月9日、東京ドームで開催された新日本プロレス対UWFインターナショナル全面対抗戦のメインイベント。武藤は当時「真剣勝負の象徴」と目されていた高田延彦に対し、低空ドロップキックからドラゴンスクリュー、そして必殺の足4の字固めという一連の流れでギブアップを奪い、伝説を作りました。

武藤の卓越したセンスは、ドラゴンスクリューで相手の膝靭帯にダメージを蓄積させ、立ち上がれない状態を作った上で4の字固めで仕留めるという、極めて説得力の高い試合構造を確立した点にあります。のちに閃光魔術(シャイニング・ウィザード)を開発した後も、膝殺しのフィニッシュホールドとして4の字固めは終生愛用され続けました。

山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。