「端末がウイルスに感染しています」「メモリが98%枯渇しています」。派手なアニメーションと危機感を煽る警告でユーザーを脅すアプリを見かけたことはないだろうか。これらはスケアウェア(不安を煽るソフトウェア)と呼ばれる典型的な手口だ。Google Play ストアの監視網を巧みにすり抜け、クリーンアプリを装って配信される不正プログラムは依然として後を絶たない。
実態は深刻だ。これらの悪質アプリは不要データを消去するどころか、バックグラウンドで絶え間なく広告を読み込み、位置情報や端末識別番号を外部サーバーへ送信し続ける。結果としてプロセッサは常にフル稼働し、端末は異常発熱を起こし、バッテリーは急速に劣化する。モバイルセキュリティの専門家たちが「クリーナーアプリ自体が最大のマルウェアになり得る」と警告するのはこのためだ。