日よけが風を受ける力は、想像をはるかに超える。風速10m/sのやや強い風であっても、一般的な2m×2m(4平米)のシートには数十キログラム相当の揚力と横圧が瞬時にかかる。この風圧荷重に対抗するために必要な固定ウェイトの算出基準を理解することが、事故防止の第一歩となる。
目安として、平地の一軒家の庭で2m四方のシェードを展開する場合、ロープを張る下部1点あたり最低でも15kgから20kgの重量を確保するのが基本方針だ。2点固定であれば合計30kg〜40kgのアンカーが必要となる。
一方、マンションのベランダや高層階では風の吹き上げ(ビル風)が強烈に作用する。地面と異なり床面へのペグ打ちができないため、ブロック自体の自重のみで支えなければならない。ベランダ設置では、風速の変化を見越して1箇所あたり最低20kg以上を割り当てるか、風速5m/sを超えた段階で速やかに取り外せるクイックリリース機構を組み込む二重の対策が不可欠となる。