イベントの性質や招待の形態によって、求められる配慮は異なります。特に夫婦や家族宛てに届いた招待状への返答、そしてやむを得ず欠席する場合の筆致には細心の注意を払わなければなりません。
夫婦や家族連名で招待状が届いた場合の連名返信の書き方では、全員が出席できるのか、一部のみが出席するのかを明確に伝える必要があります。全員出席の場合は、出席欄を囲んだ上で名前欄に夫婦それぞれの氏名を並べて記載します。夫のみ、あるいは妻のみが出席する場合は、「出席」を丸で囲んだ横に「(夫〇〇のみ出席)」と明記し、欠席欄の横にも「(妻〇〇は欠席)」と書き添えることで、主催者側の席配慮や料理数の調整をスムーズにします。
続いて、最も神経を使うのが欠席理由の書き方です。欠席の理由が「弔事」「病気・怪我」「金銭的・個人的な都合」である場合、それらを馬鹿正直に詳述するのはタブーです。お祝いの席に不幸や影を落とさないよう、「やむを得ない事情により」「所用のため」とぼかして書くのが鉄則となります。一方、「出産を控えている」「以前から決まっていた海外出張」など、おめでたい理由やポジティブな理由であれば、具体的に書き添えても問題ありません。
学生時代の仲間が集う同窓会出欠はがき書き方では、結婚式ほどの厳格さは求められないものの、幹事への感謝を忘れてはなりません。幹事は通常業務の合間を縫って会場の確保や会費の計算を無償で行っています。出欠の意思表明だけでなく、近況報告や「幹事の皆様、準備ありがとうございます」といったねぎらいの言葉を必ず添えるのが大人のマナーです。