名古屋千寿の天むす徹底解剖!三重発祥の元祖が愛され続ける秘密

名古屋千寿の天むす徹底解剖!三重発祥の元祖が愛され続ける秘密

名古屋千寿の天むす徹底解剖!三重発祥の元祖が愛され続ける秘密の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

今や「名古屋めし」を代表する顔として定着している天むすだが、そのルーツが愛知県ではなく三重県津市にあることは、意外と知られていない。

時計の針を1950年代半ばに戻そう。津市大門で天ぷら定食店を営んでいた水谷ヨネが、忙しい夫のために「手軽に栄養が取れて、しかも美味しい賄いはできないか」と試行錯誤した末に考案したのが、海老の天ぷらをおむすびの中に包み込むアイデアだった。これが客の間で評判を呼び、やがて専門店「めいふつ天むす千寿」の看板が掲げられることになる。

この素朴な郷土料理に心を奪われたのが、後に名古屋へこの味をもたらす藤森晶子である。津の店に通い詰めて惚れ込んだ彼女は、創業者である水谷ヨネに弟子入りを直訴。厳しい修行を経て暖簾分けを許され、1980年、名古屋の大須に小さな店舗を構えた。当初は「海老フライのパクリか」と冷ややかな視線を浴びることもあったが、妥協なき味作りに妥協は一切なかった。

転機は、名古屋のテレビ局に出入りしていた芸能人たちへの差し入れだった。冷めても油っぽくならず、片手でつまめる極上の軽食は、瞬く間に楽屋の定番となり、口コミで全国区の熱狂へと発展していったのである。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。