激しい痛みが落ち着いてきたら、次に目指すべきは低下した筋力の回復と再発防止のためのリハビリテーションです。骨盤を支える深層筋肉が弱ったままだと、日常生活への復帰後に慢性的な腰痛や股関節痛を引き起こす引き金になります。
リハビリを開始する際は、まず骨盤底筋群のトレーニングから着手します。仰向けに寝た状態で、尿道をキュッと引き締めるようなイメージで力を入れ、数秒キープして緩める動作を繰り返します。この運動は骨盤に直接的な負荷をかけずに、内側から骨盤を安定させる力を養います。
日常生活における動作も工夫が必要です。ベッドから起き上がる際は、正面から体を起こすのではなく、横向きになってから手を使ってゆっくりと上体を起こします。また、階段の上り下りや横座り、あぐらなど、左右の骨盤に非対称な力が加わる姿勢は完治するまで徹底して避けてください。