結論から述べると、沖縄県内に生息しているトカゲの中に有毒種は1種も存在しません。世界的に見ても毒を持つトカゲはアメリカドクトカゲやメキシコドクトカゲなどごく一部に限られており、日本国内の野外に毒トカゲが定着している事例はありません。鮮烈な警戒色を持つ個体に出会っても、毒液を飛ばされたり触れただけで中毒を起こしたりする危険はないため、まずは落ち着いて観察することが大切です。
ただし、毒がないからといって完全に無害と言い切れるわけではありません。中型から大型のトカゲに不用意に手を出すと、身を守るために強く噛みつかれるケースがあります。特にトカゲを含む爬虫類の口腔内や皮膚にはサルモネラ菌をはじめとする多様な雑菌が常在しています。万が一噛まれて出血したり皮膚に傷がついたりした場合は、速やかに傷口を流水と石鹸で徹底的に洗浄し、市販の消毒薬を塗布した上で、腫れや発熱が続くようであれば皮膚科や外科を受診してください。