番組の魅力を語るうえで欠かせないのが、大きな熊の男の子「ゴロリ」の存在だ。ちょっとおっちょこちょいで食いしん坊、けれど工作に対する好奇心は誰よりも強いゴロリ。彼とワクワクさんとの掛け合いは、まるで長年連れ添った名コンビの落語のようであった。
ワクワクさんが先生のように一方的に教えるのではなく、ゴロリという「子供たちの等身大の代弁者」と一緒に悩み、工夫し、完成を喜ぶ。このフラットな対話構造こそが、視聴者の子供たちに親近感を抱かせた最大の秘密だ。ゴロリの素直なリアクションがあったからこそ、工作の楽しさが何倍にも膨らみ、画面越しに熱量が伝わっていた。