「男なんて シャボン玉」「フ・ラ・レ・タ 気分はどう」――印象的なフレーズの数々は、単なるキャッチコピーでは終わらない。それまでの80年代歌謡曲において主流だった「男に捨てられて涙に暮れる女」というステレオタイプを、彼女はあざ笑うかのように打ち壊してみせた。
失恋を悲劇として嘆くのではなく、傷つきながらも「次はあんたの番よ」と背中を蹴り飛ばすタフネス。バブル前夜の浮かれた東京で、自立して生きようとする女性たちのリアルな本音を代弁していたからこそ、同世代の女性ファンからも絶大な支持を獲得したのである。